2012年01月07日

memo

金子みすず

有名なのに「わたしと小鳥とすずと」があります。

他にも素敵な詩を見つけたのでmemoしておきまっす。



「土と草」

かあさん知らぬ
草の子を、
なん千万の
草の子を、
土はひとりで
育てます。
草があおあお
しげったら、
土はかくれて
しまうのに。


「空のこい」

お池のこいよ、なぜはねる。
あの青空を泳いでる、
大きなこいになりたいか。
大きなこいは、今日ばかり、
明日はおろして、しまわれる。
はかないことをのぞむより、
はねて、あがって、ふりかえれ。
おまえの池の水底(みなそこ)に、
あれはお空のうろこ雲。
おまえも雲の上をゆく、
空のこいだよ、知らないか。

※発想の転換(考え方一つで世界が変わる)


「こだまでしょうか」

「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。
「ばか」っていうと
「ばか」っていう。
「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。
そうして、あとで
さみしくなって、
「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、
いいえ、だれでも。


「ふしぎ」

わたしはふしぎでたまらない、
黒い雲からふる雨が、
銀にひかっていることが。

わたしはふしぎでたまらない、
青いくわの葉たべている、
かいこが白くなることが。

わたしはふしぎでたまらない、
たれもいじらぬ夕顔が、
ひとりでぱらりと開くのが。

わたしはふしぎでたまらない。
だれにきいてもわらってて、
あたりまえだ、ということが。


「つもった雪」

上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて。
下の雪
おもかろな。
何百人ものせていて。
中の雪
さみしかろな。
空も地面(ぢべた)もみえないで。


「見えないもの」

ねんねした間(あいだ)になにがある。
うすももいろの花びらが、
お床の上にふりつもり、
お目をさませば、ふと消える。
だれもみたものないけれど
だれがうそだといいましょう。

まばたきするまに何がある。
白い天馬(てんば)がはねのべて、
白羽の矢よりもまだ早く、
青いお空をすぎてゆく。
だれもみたものないけれど、
だれがうそだといえましょう。


子供向けの本のため、改行が定かではないのが
少し残念。
posted by No-ko at 13:15| Comment(0) | 日本語教育 雑多な資料編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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